小田原で無縁墓を作らないために。跡つぎがいないときの永代供養墓の改葬について
- 投稿日:2019年6月10日
- 更新日:
「改葬」とはお墓を引っ越しさせること
改葬は、さまざまな事情からお墓の移動をさせたいときに行うもので、言わばお墓の引越しといえるものです。
改葬には複数のケースがあり、墓石を撤去し遺骨のみを移動させるケースや、墓石と遺骨をまとめて移動させるケース、他にも遺骨の一部だけを移動させる(分骨)ケースなどがあります。
どのケースで改葬をするかは、改葬をする理由や事情から検討することになります。
改葬が急増している背景
神奈川県においても改葬をする人が急増しています。
改葬が急増している背景の一つとして核家族化が挙げられます。就職や結婚で墓から離れた場所にそれぞれの家族が住むようになり、代々の墓参りや管理が大変になったため改葬を行って近くに墓を移動させるというケースが多く見られるようになりました。
また、夫婦墓と個人墓などの複数の墓を一括管理しやすいように、まとめるために改葬を行うケースもあります。
墓じまいと改葬の違い
改葬と混同されがちな言葉として、墓じまいがあります。改葬も墓じまいも現在ある墓を撤去するという点では共通するのですが、改葬は違う場所にお墓を引っ越すものです。
それに対して墓じまいは、墓を撤去して墓が立てられた土地を土地の管理者に返却することを指します。
墓じまいの場合は、その墓に埋葬されている遺骨をどうするか考える必要があり、考えられる対処としては、他の墓へ一緒に納骨する改葬を行う、あるいは永代供養で安置するといった方法があります。
墓じまいと改葬のどちらかを選ぶときのポイント
墓じまいと改葬のどちらを選ぶかは、墓を今後どのように管理するのかという点を踏まえて考える必要があります。
改葬で自分が管理する墓に移すのであれば、自分がいなくなった後に管理できる人がいるかどうかを考える必要があります。
今後墓を管理するのが難しいと考えるのであれば、墓じまいをして永代供養を行うことをおすすめします。